オカルト
もう無理だ。死にいたい。って思った瞬間に推しの通知が来たり、見てたの?ってタイミングで親友から電話がかかってきたことは何度もあった。
今回は彼だった。
ビックリして屋上から落ちかけて死にかけた。
彼らしい。
しっかり殺しに来ようとしてる感じがした。
猫の誕生日にわたしが絵を送ったことに対してのいいねのマークだけだったけど、
殺傷能力つよい。
おかげでまたスマホを吹っ飛ばしてしまった。
次は保証で直せないのに
失恋の痛みはその人を好きだった分だけ痛いし好きだった証。
痛みを感じることでしかもう彼を思い出せないだ。
だから忘れたくないし、痛みを感じていたい。
弱い自分を置き去りに先へ進もうとしても納得してないほんとのわたしは行かないでって私の足を引っ張る。
同じ自分だからそりゃそう。
先へ進むなら弱い自分も一緒に連れて行かないといけない。
忘れたくない自分を認めて一緒に背負う。
無理して忘れなくていいってわかってる。
もう十分すぎるくらい失恋を感じた。
もういいってくらい苦しんだのに全然立ち直れないことが私がいちばん不思議に思ってる。