あの後何があったか覚えてない。

目が覚めたら病院だった。

 

マンションの階段から転がり落ちて泡吹いて倒れてるところを大家さんが発見したらしい。

確か屋上に上がろうとしてた

 

起き上がれないくらい体が痛い。

また死ねなかった。

薬をどんだけ飲んだか覚えてないけど、病院の先生が持ってきた薬のシートは結構あった。

 

 

お父さんお母さんが悲しい顔で

おかえりと言ってくれた。

 

 

親の愛情よりも

もうこの世界に生きてる意味がないのになんで簡単には死ねないんだろう。

と今でも思ってる。

 

彼は私の事なんて最初から無かったかのように

別れた次の日飲みに行って遊んでた。

楽しそうにしてる、

 

その現実も私には辛い。

逃げ方が死ぬこと以外に浮かばなかった。

 

 

ごめんね

私のことを思って言ってくれたことも、ちょろくんがどんな人なのかもわかってる。

なのに自分の感情だけを押し付けてた

 

今までもこれからも彼がいないこんな世界に生きてる意味は無いと本気で思ってる。

ちょろくんが言ってくれたように、わたしも彼との時間が本当に楽しかった。幸せだった。

生きててよかった。と帰りの電車で嬉し泣きしたこともあった。

 

世界で一番大切な大好きな人に別れを告げられて

悲しくないわけないし苦しくないわけない。

大好きは一生変わらない。

大好きな気持ちの分だけ今は苦しくて辛い。

「ずっと」がいつまでも続いて欲しい。っていつも願ってた。

出会えて本当に良かった。

ちょろくんはももが思ってるような完璧な人じゃないよって言ってたけど、

ちょろくんは私の自慢だったし誇りだった。

頭がいいし、可愛いところたくさんあるし本当に魅力的な人だった。

みんな勝手に好きになって勝手に離れていくってよく言ってたけど

わたしはどんな彼も好きだった。

ちょろくんを大切に思って愛してくれる人はたくさんいる。

それが彼にとって居心地のいいとのではなかったとしても、人の気持ちがわからなかったとしても

ちょろくんはみんなに愛されてるし、一人でいることだけが幸せじゃないと思う。

 

一緒に過ごした時間は楽しすぎて本当に一瞬に感じた。

もうこんなに人を好きになることはない。

最後にありがとうもいえなかった。

ちょろくんからもらった優しさも愛情も思い出も全部忘れたいのに鮮明に思い出せる。

忘れられない。

大切にしてくれてありがとう。

一緒にいてくれてありがとう。

って言えればよかった、

 

いつも、ももがしたいことをすればいい。って言ってたのを思い出した。

 

ちょろくんが近くにいて欲しい。

ちょろくんがいない世界で生きていくなんてもう無理。