『untitle』

朝の電車で久しぶりに心臓がバクバクしてて苦しかった。

 

 

お互いが違う人間同士。

ほとんどを分かり合うことなんて出来ないのはわかってる。

 

 

 

恋愛関係は
世の中が言うほど固い絆ではできてない。
簡単に壊れてしまう。砂の器と同じ。
そんな脆い関係だから、尊く美しかった。
だからこそ大事に、自分が我慢したり苦しくなっても、守りたかった。

 

 

自分が好きな人から好きだと言われるのは私にとっては何よりも嬉しくて幸せを感じることができることだった。

 

 

彼と話して笑い合う時間は性行為よりもよっぽど愛を知れたと思う。

 

 

忙しいときほど声が聞きたかった。


忙しい中で暇を作っては電話をしたりして
そういうときに聞く彼の声は清涼剤みたいなもので
たいした会話でもないのに妙に愛しく感じた。


忙しさに鬱々とした気分がリセットされてまた頑張ろうと思えたりもして
忙しいときの方が『繋がっている感』や『付き合っている感』を感じたかった。

 

忙しいときほど声が聞きたい存在だった
忙しいときほど愛しい存在だと思えた。

 

恋愛というものは会えないときの方が
その人のことをちゃんと想って愛することができるもので
会えない中での関係性の中にこそ恋愛の本質があったのかもしれない。

 

 

 

これは全部私の言い分だし、

彼には彼の時間があって、誰に対しても自分のスタンスを貫く人だから

からしたら私の言ってる事がわからないだろうし、わたしがこうなっちゃうことも理解できない。

それがわかってて寂しいと不満を言ったのは少しでも私の気持ちを知って欲しかったからで、

直して欲しいとかあなたも同じように努力して欲しい、変わって欲しいって意味で言ったんじゃない。

 

 

自立できてなければ僕のパートナーに相応しくないと言われた事が苦しくて

 

 

私は自立しないといけないんだな。って心底思ったんだよね、、と

親友に話したら

 

 

「束縛をいやがる人がいるのもわかる、自分のせいでももがそんな風になるのをめんどくさいって思う人がいるのもわかる。

でも全部ももが背負わなきゃいけないことなのかな?

ももは全く自立できてない引きこもりクソニートとはちがうじゃん。

ちゃんと働いて毎日色んなこと頑張ってるとおもうんだけど。

それだって前のももにくらべたらだいぶ進歩してると思うよ。

 

結局それって都合のいい女しかいらないよって言われてるようにしか聞こえない。

これってさももは内容あんまり入ってきてないよね。
当事者ってまじでこの言葉さえいいほうにとらえようとして現実みて病むんだけど、
僕は言う事聞く人と、面倒じゃない女で都合のいいときしっぽふってくる僕を好きな子がみんな好き。ももじゃなくていい。
って言ってるだけだよ。」

 

 

と言われた。

 

 

 

え、そうなのかな

 

 

ただでさえ容量がパンクしそうなのに

一気に呼吸が苦しくなった。

 

 

 

愛する人の愛する気持ちが自分の生活の原動力になっていたのに


自分の存在が愛する人の原動力になることはただの1回もなかったんだろうなって

 

 

 

 

外はこんなに暑くて眩しいはずなのに

目の前が真っ暗で白黒に見える。