『お父さんはかっこいい』

こんな私でも自慢できることは、

最高の両親がいること。

 

 

誰に会ってもほんとに素敵な両親だねって言われるし、

親友の将来の夢はももの両親みたいになることと言ってくれたこともある。

 

 

そんな大好きな両親に私は散々迷惑と心配をかけてきた。

 

いつも自由で気分屋で本当に困らせたし、

今も困らせてる。

 

 

大好きなお父さんが手術をするのが決まって、

命に関わることでは無いにしても不安だし

とにかく成功してほしい。

 

 

 

父の日を忘れてて仕事帰りに、

お父さんに電話した。

 

手術を控えてる自分のことよりも

『新しいお仕事はどうなの?毎日満員電車で大変な思いしてるんじゃないの?平日に病院お休み取っていけるのか?』

 

 

と私の心配をしてる。

 

 

どうして自分のことよりもこんな私の心配ができるの?と

涙が溢れてた。

 

 

『親ってのは自分のことなら我慢できるんだよ
自分の不幸や試練を我慢できても
子供の不幸は堪えられないんだよ。』

 

 

と言われて涙腺のダムが決壊した。

 

 

 

 

毎朝満員電車で吐きそうになって、何回も降りてること、

でもそれを誰にも言わないでいること、

好きな人からフェードアウトされそうなこと、

仲が上手くいってないこと、

きっとこのまま終わってしまうんじゃないかって不安で眠れないこと、

雨の匂いで去年あったことを思い出して悪夢をみてること、

大好きな両親に心配ばっかりかけてなにも親孝行してあげられてないこと

 

 

1時間くらい話してた

 

 

お父さんは、

『何が親不孝かって、ももが自分を不幸だと思ってしまうこと。
自分で自分に『不幸』というラベルを貼ることが
耐え難い親不孝なんだよ。

結婚できないから不幸だとか
子供ができないから不幸だとか
自分にないものに幸せを求めてしまうのが親不孝。

結婚をしようが独り身だろうが
形に囚われずに幸せを感じられる子に育ってくれるのが親の本懐。
どんな環境でも笑っていてくれたらそれでいい。

べつに結婚をしてほしいわけじゃない
孫の顔が見たいわけでもない
ただ幸せになってほしいだけだよ。

だから今は目の前のやるめべきことをやって自分の幸せだけを考えていいんだよ』

 

 

 

と言われて

大泣きした。

 

 

 

お父さんはかっこいい。

 

私のお父さんは世界で一番。

 

 

 

もう頑張らなくていい。

どうにもならない好きな人を追いかけて傷つくことが幸せなんだろうか、

 

 

私の優先順位が最下位になってから4日が経った。

 

最初は沢山メッセージをくれた

いっぱい大好きって言ってくれた。

いつも私のことを優先してくれた、

 

悩んだり壁にぶち当たった時もちゃんと話を聞いてくれて支えてくれた

寒い日はぎゅっとしてくれた

可愛いところ沢山見せてくれた

多分普通の人にはしないことを私には沢山してくれた

 

2人の思い出がありすぎて思い出すとキラキラしてて

楽しくて可愛くて幸せで

きっとその頃のわたしももっと可愛かったし優しかったしおもしろいこと沢山言えてた。

 

 

そんな私を好きだと言ってくれたんだと思うし

そんな彼が大好きだった

 

 

私が大好きだった彼はもういないし

彼が大好きになってくれた私ももういないんだよね、