『夕日がきれいですね』
幸せだなと感じる時、必ずこの幸せは長く続かないんだろうなと思ってしまう。
やっぱりそうだった。
私のメンタルは脆いし、強くなったと思い込んでただけだった。
なんなら私はちょろくんに本当に好かれてるんだってさっきまで勘違いしてた。
定期的にライトくんとちょろくんと3人でご飯を食べる日が今日だった。
ライトくんは私とちょろくんが付き合ってると思ってるのかなんなのか分からないけど、
パートナーになってる前提で話して来てた。
それに対してちょろくんは「僕はももちゃんのパートナーではないし、パートナーになることを考えてない」と何回も言ってきた。
頭を鈍器で殴られたような頭痛がした。
友達以上恋人未満だと思ってたのは私だけだった。
お互いがお互いを好きだと思っているのなら自然とそういう関係になれる、いつの間にか恋人になってるはず。
海外では付き合ってくださいと言う文化がない。
日本みたいに付き合うっていう独占契約を結ばなくても恋人になれる。
『付き合ってください』という言葉の重要性は私にはわからないけど、
そんな独占契約を結ばなくても結ばれるものは結ばれる。はず。
別に何にも急いでない。
来週も来月も半年後も一緒にいれたらそれでいいと思ってた。
でも私とはもう何も無いと言われた。
悲しかった。
一緒にいれたらそれでいいと思ってた。
ちょろくんの1番がももだったらいいと思ってた。
完全に1人で勘違いしてた。
もものことちょろくんも好きでいてくれると思ってた。
潔癖なちょろくんは誰ともセックスをしない。
ライトくんがふざけてももといつかセックスするのかな?と言ったら
ちょろくんは『セックスするなら綺麗な人としたい』
と私に面と向かって言ってきた。
それが冗談なのかどうかもわからない
どんなリアクションを求めているのかもわからない
悪意とも取れる難解な問題だった。
『冗談だよ』という一言だけではネタバラシにはならない。
一体どんなリアクションを欲しがっていたのか
どんな返しをするのが正解だったのか。
そのボケに愛はあるのだろうか、。
短時間にパートナーになるつもりないと言われ、私じゃない綺麗な人とセックスしたいと言われ
空気も読まずに私は泣いてしまった。
それが冗談だと言うのなら
せめて笑わせような。
と言うべきだったかな、
連絡取れなくて寂しすぎてメンヘラ起こした私に会いに来てくれたことも、
大好きな🍓とDiorのお土産買ってきてくれたことも
早めに待ち合わせして公園でピクニックすることも
私のことが好きだからだと思ってた。
違うの…?
心臓がバクバクして眠れないから久しぶりに安定剤と眠剤を飲んで寝る。
薬が効いてぼーっとしてきた。
美味しかったご飯の味もあんまり思い出せない。