50日前の下書き

きっとちゃんと幸せがあった。

 

彼との関係が上手くいかなくなってからも、時々電話は出てくれたし、会いたいと言えば時間を作ってくれた。

 

私の仕事が上手くいった時は沢山褒めてくれた。

 

ももは大丈夫と何度も言ってくれた。

 

 

今のこんな私を見たらがっかりするだろう、、

 

 

 

ちゃんと日々の生活に彼がいて、それが幸せだった。

 

 

病室で何度も何度も彼の夢を見た。

 

 

あ、これで死ぬんだと思った時に浮かんだ顔は私の大好きなあの笑顔だった。

 

 

 

なのに運悪く死ねなかった。

 

 

 

彼が誠実に二人の今後を考えた『別れ』という決断だったとしたら
その決断はもう揺るがないだろう。
『別れ』はそれほどの覚悟を必要とするもの

 

簡単に人を切れる彼であっても多少はエネルギーを使ったんじゃないかな、

彼なりに気を遣ってくれたんだろうと思う。

 

ほんとに誠実だったな、と思える日が来るんだろうか。

 

 

 

どうしても私は彼じゃなきゃダメでいなくなるなんて本当に耐えられない。

 

死ねなかったから

お互いが生きてる限りはまたどこかで何かの縁で巡り会えるかもしれない

 

いや、そんないつかも分からないオカルトを待ってる間に私が死ぬほうが絶対早い。

 

 

でも、ほんとに彼を愛してるならこんなメッセージを送るべきじゃないんだろう、

 

彼は後悔なんてしたことないし

したことないと言うか、自分の決断に後悔しないようにその後の人生を進めることができる人。

 

 

葛藤している。

私は自分本位にしか生きてこなかったのに

今だってそう。

 

 

駆け引きしたいとかそんな感情じゃなく、どうしても彼がいない世界が耐えられない。

 

 

 

これが50日前の私の下書きに入っていた文章。

 

 

人間の気持ちは簡単には変われないなと改めて思った。

 

でも私のことをいちばん面白いと言ってくれた彼にまた出逢えた時につまんないやつとおもわれたくないから

これからはおもしろかったこととかわたししか気づけないおもしろかったこととかも書けたらいいなって思った。

 

 

そこは成長かなって思ってる